スペシャライズド軽井沢MTB

GREAT EARTH スペシャライズド軽井沢MTBが5月31日に開催

最高の天候でスペシャライズド軽井沢MTBが初開催

2014年5月31日、GREAT EARTH スペシャライズド軽井沢MTBが開催されました。
軽井沢での熱い2日間のレースの初日となります。今回が初開催となる今大会は、軽井沢プリンスホテルスキー場内に全長約3.5kmのコースを設置して行われました。ソロやチーム、それぞれのカテゴリーによって制限時間に違いはあるものの、このコースの周回数を競います。当日未明には雨が降り天候が心配されましたが朝には上がり、レース開始までにはすっかり快晴となりました。

長時間のレースに80名以上の選手が集結

レースに参戦するために会場へと集まった選手は80名以上。4つのコースに分かれて走ります。
まずひとつはMTB・5時間チームエンデューロ。これは2〜5名のチームがリレーしながら5時間での周回数を競うものでまた、スペシャライズドフレンズ枠は、当日初めて顔を合わせたメンバーで5時間チームエンデューロを行います。
そのほか、MTB・5時間耐久ソロとMTB・2.5時間耐久ソロも実施、それぞれ決められた時間を単独で走り続けるコースも用意されています。

思い思いにレースに向けての準備

軽井沢プリンスホテルスキー場前の駐車場は選手たちのピットスペースとして利用され、会場にやってくると割り当てられたエリアで各々レースに向けての準備を行います。そして9時30分まではコース試走が可能となっていたので、受付を終えた選手たちは次々とコースへと入っていきます。
試走を終えた選手にコースの感想を聞くと「上りが多くて、けっこうキツい」という声がよく聞かれましたが、「楽しいコースです」や「走りごたえがありました」と話す選手もいました。キツいと話す人も笑顔が見られ、コースに対しておおむね満足している様子。
中には試走で2回、3回とコースを走るタフな選手もいました。

5時間に及ぶMTB耐久レースがスタート

選手たちがコースを確認し終えると、間もなく長丁場のレース本番です。本番前に、コースディレクターの丸山八千代女史や佐藤英人氏、そして一緒にレースへ参加するスペシャライズドの竹谷賢二選手、TEAM SALOMONの小笠原貴裕選手から走行の注意点やレースへの心構えなどが参加選手に語られた後、最初に5時間を走るソロおよびチームのレースがスタートです。
選手たちがゲート前のスタート位置に付き、開始を告げるピストルが鳴らされると、まず選手たちはピット周りを一周するパレード走行を行います。そして、隊列を保ったままで再びゲートをくぐると本当のレースの始まりです。選手たちはペダルを漕ぐ足に力を込め、スキー場内のコースへと飛び出していきました。

いきなりの急角度の上り坂に苦戦

このコースの最初の難関が、駐車場からスキー場内へと入る部分にある坂です。
距離は長くありませんが、その角度に苦戦する選手が続出。最初はバイクに乗って上っていたものの、周回を重ねるとバイクを押して歩いて上る選手も複数いました。

広いゲレンデを下ってまた上りへ

最初の上り坂を越え、斜面となっている上りを終えて隣接する広いゲレンデへと移動すると、今度はそこを下って林間部へ入っていきます。そして、この先またしばらく上りが続いていきます。
コースのこの部分が、特に選手たちを苦しめたようでしたが、各々自身のペースで走破していました。

最高到達点から浅間山を望む

コースの中間距離あたりで最高到達点に達します。その開けた場所からは少し雪が残る浅間山を望むことができました。気温が上がって少しもやがかかったような状態でしたが、雄大な景観が選手たちの気分をリフレッシュしてくれたはず。

テクニックが要求される林間コースも!

また林間部分に入ると、今度は狭く急なけもの道を下るコースとなります。テクニカルなコースレイアウトに、時折転倒する選手もいたほど。バイク上からは直下へ落ちるようにも見えるため、中にはバイクを降りてバイクを抱えながら安全重視で進む選手もいました。

スラロームを下っていけば1周回完了

そうしてアップダウンや急なコーナーなどをクリアしていくと、最後にピットへと向かうスラロームダウンヒルが待っています。スピードを上げて走る選手や慎重に走っていく選手など、個々のスキルや性格に合った走りでここを抜けるとピットエリアと戻ってコース1周となります。
周回を重ねたピットエリアでは、計測用チップの入ったアンクルバンドをチームメイトに渡してリレーする光景も見られるようになりました。

夏の暑さの中で2.5時間耐久レース開幕

5時間のレースが半分過ぎようとしている時、2.5時間ソロの選手たちがスタートのためにゲートへと集まりました。
5時間のレースが続く中、こちらの熱気も高まっていきます。集中した表情でスタートを切った選手たちは体力がまだまだ十分にあり力強く、新鮮に見えました。

コースのアップダウン&暑さとの戦い

標高の高い軽井沢高原ですが、2.5時間ソロがスタートした頃は夏のような暑さに…!
選手たちはボトルを用意して水分補給を心掛けています。また、スタート付近に協賛であるウィダーも用意されており、多くの選手たちがここでもしっかりと給水をしていました。

会場ではさまざまな体験もプロデュース

会場にはMTB試乗コースも設置。スペシャライズドの注目モデルに乗ることができるため、応援に来た人やリレーの合間の選手などが試乗会場へと足を運んでいました。子供用のMTBやストライダーも用意されており、小さな子供たちが斜面を楽しそうに走る光景も目にすることができました。
そのほか、チームサロモンによるトレイルラン体験会なども行われ、こちらも大盛況でした。

全力を出し切ってゴール!

時間は経過して、5時間のレースも2.5時間のレースもゴールを迎える時を迎えました。最終周回から戻ってきた選手はチェッカーフラッグに迎えられて続々とゴールゲートをくぐります。どの選手もゴール後はかなり披露した様子。全員がゴールした後に表彰式を行いましたが、呼ばれた選手は表彰台へ上るのも一苦労といった感じです。
それでも満足いく結果を出せた喜びで、表彰台の上で素敵な表情を見せてくれました。
なお、レースの結果はこちらでご確認ください。

皆の笑顔とともにエンディング

また、表彰台には届かなかったものの、すべての選手がレースを完走し、満足した表情だったのも印象的でした。走証を手にした笑顔からもその様子がうかがえます。
そして、参加者全員で記念撮影を行い、軽井沢を熱くした2日間の初日は無事に終了しました。