3/17（土）

大会前日、本日は快晴。
予報では日曜日の天気は雨の模様...ちょっと心配だ。

白戸太朗さんと今回ナビゲーターを努めてくれる美崎悠さんと試走を兼ねコースへ向かう。青島を過ぎ堀切峠へ近づくと、コース左手に大きく海が広がる。青い空、青い海、そして鬼の洗濯岩と呼ばれる海辺の岩。宮崎ならではの風景だ。こんなところを走れるなんて、本当に気持ちいいだろう。

話によるとこの日南海岸国定公園の海側のルートは、今回宮崎アースライドで初めて大会として走行許可が下りたそうだ。またこの国道220号はバイパスもあるため、海沿いの道は比較的交通量も少なく快適なライディングが楽しめる。あとは天気だけ。晴れることをみんなで祈る。

宮崎市役所裏の大淀川河川敷が今回のメイン会場。
午後から参加者の受付が始まっている。14時から白戸太朗のロングライド講座を開催。大会前日までの体調管理の方法、水分補給の方法などなど。走行面や体調面、ロングライドならではのポイントを聞かせてくれました。

夕方からはホテルメリージュ宮崎にて、霧島酒造プレゼンツでウェルカムパーティを開催！宮崎市観光協会会長 黒木政典さんのご挨拶に引き続き、 霧島酒造の大樽で鏡開き！

霧島焼酎とホテルのバイキング形式の料理で徐々に参加者もごきげんな感じになってきたところで、地元橘太鼓「響座ジュニア」の演奏。全国大会で何度も優勝しているらしくその腕前と気迫は相当のもの。参加者のみなさんも一気に引きこまれていきました。「こんな太鼓聞いたことない、感動した」「日本のリズムじゃないみたいだ」賞賛の言葉があちこちから聞こえてきました。

最後は恒例の抽選会。毎度ですがすごい盛り上がりを見せ、パーティは終了。みなさん明日はがんばりましょう！

3/18（日）

天気予報では午前中が雨の模様。それでも朝方はまだ曇天ながらなんとかもっています。まだ薄暗い午前6時頃から参加者が集まり始め各自ウォーミングアップを始めています。
午前7時、オープニングセレモニーのあとすぐ宮崎アースライド2012のスタート！

市街地を抜けるため10名くらいずつ集団になり、ゆっくりスタートしていきます。河川敷から市役所脇を抜け市街地へ。
宮崎インターチェンジを抜けると中央分離帯にヤシ科の樹木フェニックスが並び、南国っぽい宮崎ならではの風景が広がります。

スタートして30分くらいするとぽつりぽつり雨が降り始めました。総合運動公園の給水所を抜け、海沿いのサイクリング道路へ入る頃には雨脚は徐々に強くなってきます。

コースは青島の脇を抜け日南海岸へ。
堀切峠あたりから眼下に海が広がります。天気は残念ながらの本降り。晴れていたらどんなに気持よかった事でしょう。でも天気ばかりはどうしようもありません。こんな中、日南海岸を自転車で走れるなんて・・・。ちょっとこじつけですが、別の意味で思いっきり自然を感じた時間だったかも...。でも晴れたほうが良かったですね。

最初のエイド「道の駅フェニックス」を抜けて、日南海岸国定公園の中をコースは進みます。眼前に海が広がるゆったりとしたコーナー、フェニックスが並ぶ南国風景の一本道、どれも宮崎ならではの絶景コース。

しばらく進むと40km地点、ふたつめのエイドの鵜戸神社。
日向灘に面した断崖の中腹という珍しい場所にあるのが有名な神社。エイドではオレンジなど果物の他、本殿裏にあるお乳岩にちなんだ乳飴も用意されました。

天気は相変わらずの雨。しばらく海沿いを進むとコースは内陸へ進み、雰囲気のある城下町を進むと3つ目のエイド「飫肥城址」。
ここでは豚汁が用意されていました。食べ歩きマップも配布。飫肥城址近辺のお店で使えるクーポンで名産品を無料でいただくことができました。

60kmコースは、ここから飫肥駅へ。
日南線で宮崎市内の南宮崎駅へ列車で移動します。

110kmコースはここからさらに内陸の道へ進みます。
山に進む緩やかな上り道、意外とこたえます。走り慣れている人とそうでない人の差が大きく開く区間でした。それでもそろそろ田植えが始まる田園風景に癒されます。

雨も上がり時々晴れ間ものぞいて来ました。
約20km進むと一番の難所、大戸野越の峠道へ。5kmで約400mの標高差があります。途中で休む人も多かったですが、登り切ったところの大戸野越の展望台からの眺めは格別。こんなに登ってきたのかと、大きな実感がありました。

そこからはずっと下りが続きます。スピードが出過ぎないよう注意しながら、どんどん峠を下ります。さっきまで大汗をかいて登ってきたのが嘘のように、気持ちよい風が汗を飛ばしていきます。
山の中腹、90km地点の４つめのエイド 道の駅 田野に到着。用意されていた宮崎名物のどら焼きでエネルギー補給。とても美味しかったです。

ゆっくり山間の道を下って行くと徐々に市街地へ。大淀川が見えてくるとほっとします。念願のゴールです。みなさんとてもいい笑顔を見せてくれました。ゴール会場では、焼いたばかりの地鳥の炭火焼が用意されていました。走ったあとの体にこの味たまりません。

こうして第一回宮崎アースライド、無事終了しました。

宮崎アースライド、実は昨年予定されていましたが、口蹄疫などの影響で延期。今回ようやく実施することができました。

パーティの時から感じましたが参加者の期待感が強く、すごく一体感のある大会になりました。今回の総参加者数は391人。それでもエントリー希望者数が定員を大きく上回り100名ほどの方に参加見送っていただくことになってしまいました。
宮崎アースライド、とても大きなポテンシャルを持った大会だと思います。来年も楽しみです。

参加していただいた方々、応援していただいた方々、スタッフの方々、本当にありがとうございました。